この文をお読みになっているあなた様は、
ジュエリーに使われる金属というと、何を想像しますか?
やはり金、銀、プラチナなどを思い浮かべると思います。
磨かれた輝きは、心を豊かにしてくれるものです。
わらびで使われる金属も、
金、銀がメインですが、一般的なジュエリーには使われない種類の金属が加わります。
それは「銅」です。
「・・・銅?そんなものを指輪やペンダントに使えるの?」
こう思われる方は多いのではないでしょうか。
10円硬貨のあの茶色のイメージが浮かびますよね。
地味な色合いで、アクセサリーには向かないのでは、と。
そんなやや地味なイメージがある銅ですが、
わらびの作品では、欠かせないある役割を担っています。
金、銀にはできない重要な役割。
それは 「色をつくりだせる」 ということなんです。
わらびでは日本古来からつたわる着色技法をつかって、
漆黒色(赤銅を使用)や、 深みのある赤色の銅(緋銅〔ひどう〕)をつくりだし、
銅の色味を変え、アクセサリーに生かしています。
色のある金属を使うことにより、植物や動物を表現するための引き出しを
増やすことができました。
下の写真をごらんください。わらびの特徴、
また、銅という金属のおもしろさがわかる作品と思います。
紅葉 鯉
紅葉ペンダントの、モミジの紅い葉、
鯉ペンダントの赤班の模様は、緋銅をつかったものです。
美しく光り輝く金銀にはない味わいがあり、
赤といっても、見ていると心が落ち着くような自然な色です。
と、このように、色を生かしたアクセサリーを展開しているのがわらび最大の特徴です。
金には金の良さ、銀には銀の良さがあり、
一見地味な銅にも金銀にひけをとらない良さがあると考えています。
わらびのアクセサリーを身に着けたあなた様が
和やかに、楽しく、日々を過ごしてほしいと思っています。