今年友達から桜を見に行こうと誘われた。
私の住む町は道南に位置する。しかし春は北海道内でも遅い。
道北や道東とそんなに変わらない。
今年はいつもの年より日本中がそうだったように厳寒の冬だった。
その為か春の花が一斉に咲き出した。例年だと、こぶしが咲いて間があって
桜なのに今年はいっしょに咲いた。
そんな中、百年は生きて来ただろう大きな満開の桜の老木を見にでかけた。
私の町では一番大きな桜のような気がする。
いつも思うのだが大樹には、底知れない生命のすごさと神を感じる。
大雪で厳寒の 厳しかった冬をたった一人で生き抜き、そしてここぞとばかりに
命を爆発させる。
厳しいからこそ感じる命の脈動なのだろう。